着物売却後の桐衣装ケースのお手入れ方法や処分方法についてご紹介

着物の収納ケースの代表格といえば何と言ってもタンスですね。
もし着物を手放してしまった場合、着物の収納に利用していたタンスの使い道はなくなってしまい、文字通り宝の持ち腐れになってしまうと思います。

せっかく手に入れた桐箪笥ですが、その処分方法がわからないという方は多いのではないでしょうか?
ここでは、そんなタンスの処分方法をいくつか上げていきます。

目次

着物に使われる桐たんすの種類

和たんす・衣装たんす

和たんすや衣装たんすは、主に和服を収納するために用いられる伝統的な日本の家具です。これらは通常、桐材を使用しており、湿度調整の機能を備えているため、衣類をカビや虫害から守ることができます。和たんすは、大きさや形状によってさらに細分化されますが、一般的には重ねたんす(重箱式)や一列に引き出しが並んだ形状のものが多いです。

整理たんす・昇りたんす

整理たんすは、衣類だけでなく、小物や文房具なども整理して収納するために設計されています。引き出しのサイズや数が多様で、小さなものから大きなものまで様々です。昇りたんす(段たんす)は、下に行くほど引き出しの深さが増す、段々になっているたんすです。この設計は、たんすの上部を利用しやすくするとともに、床面積を節約できるため、スペースが限られている場所に適しています。

洋服たんす

洋服たんすは、主に洋服やその他の西洋スタイルの衣類を収納するために設計されています。和たんすに比べて、引き出しの深さがあるため、折りたたんだシャツやズボンなどを収納しやすいです。また、一部には吊るすためのスペースが設けられているものもあります。

チェスト

チェストは、多くの引き出しが備わった収納家具で、様々な形やサイズ、スタイルがあります。洋服だけでなく、アクセサリーや小物なども整理して収納するのに適しています。チェストは、洋室のインテリアにも合わせやすく、モダンなデザインのものから、レトロやクラシックなデザインのものまで幅広い選択肢があります。

桐たんすの買取相場

桐たんすの種類一般的な買取相場の範囲
和たんす・衣装たんす10,000円~50,000円
整理たんす・昇りたんす15,000円~100,000円
洋服たんす8,000円~40,000円
チェスト5,000円~30,000円

これらの価格は、桐たんすが一般的な状態である場合の相場です。非常に良好な状態の桐たんすや、特に希少なアンティーク品、有名な職人や工房の作品などは、これらの価格範囲を大きく超えることがあります。

桐箱を高く売るには?

定期的なお手入れ

買取に出す際はきれいな状態の方が高く売れます。定期的にお手入れをすることできれいな状態を保ちましょう。

詳しいお手入れ方法については桐箱のお手入れ方法の項目で説明しています。

自分で修理しない

タンスの修理が必要な場合もあります。ですが、ご自身で修理をすることはお勧めできません。理由としては、タンスの修理は10万円から30万と高く、買取価格をあげるために修理をしても思ってたよりも高く売れずに損をすることがああるからです。

買取に出す前にほこりを吹いたり等、少しきれいした方がいいですが、自分で修理をお願いするのはやめておきましょう。

早めに買取に出す

桐たんすは時間が経つにつれて自然と劣化します。早めに買取に出すことで、傷や汚れ、変色などの劣化が進行する前に売却できます。特に桐は湿度の変化に敏感で、カビや虫害のリスクがあります。劣化が少ない状態の方が、買取価格は自然と高くなります。

2社以上の買取業者から相見積もりを取る

買取業者に査定をお願いする場合は2社以上の業者から相見積もりを取りましょう。一つの業者だけでは査定額が納得のいくものか判断がつきません。2社、多くても3社ほどから見積りをとり、最も高かったところに買取をお願いすると高く売れます。

他の見積もりをもとに価格の交渉をすることで価格が上がる可能性もあります。

桐箱のお手入れ方法

具体的にどんなお手入れをすればよいかまとめました。

乾拭きする

桐たんすの表面は、やわらかい布で定期的に乾拭きすることが推奨されています。これにより、ほこりや汚れを除去し、木材を傷めることなく清潔に保つことができます。布は柔らかく、繊維が細かいものを選ぶと良いでしょう。力を入れて強く擦るのではなく、優しく拭くことが大切です。

換気する

桐たんすは湿度の影響を受けやすいため、定期的に換気をすることが重要です。特に、梅雨時や湿度が高い日は、たんすの中に湿気がこもりやすくなります。たんすの引き出しを開けて、内部に空気が流れるようにしましょう。これにより、カビやダニの発生を防ぎ、木材が膨張したり収縮したりするのを防ぐことができます。

ゆたん(カバー)をかける

桐たんすを直射日光や埃から守るために、ゆたん(カバー)をかけることが一般的です。ゆたんは桐たんすの寸法に合わせて作られており、通気性の良い布でできているため、たんすを保護しながらも湿気を閉じ込めません。ゆたんは定期的に洗濯や陰干しをして清潔に保つことが大切です。

衣服を干す

桐たんすに入れる前に衣服をきちんと干して乾燥させることも大切です。湿った衣服をそのまま収納すると、たんす内部の湿度が上昇し、カビや臭いの原因になります。また、衣服を畳む前にアイロンをかけることで、湿気を取り除き、より清潔に保管することができます。

【着物の桐箱】5つの処分方法

必要なくなった桐箱の衣装ケースをどのように処分したらいいのか、ここでは3つの処分方法についてお伝えします。

  1. リサイクルショップに引き取ってもらう
  2. 自治体に処分を依頼する
  3. ネットオークションに出すのもあり!
  4. 買取業者に買い取ってもらう
  5. 着物以外の物を入れる

リサイクルショップに引き取ってもらう

一番ポピュラーな方法はリサイクルショップに売りはらう方法です。
万が一衣装ケースの汚れや損傷が激しく売り物にならなくとも、お店側がこちらに代わって処分を請け負ってくれることもあります。手数料もあまりかかりませんしおすすめです。

コツとしては、複数のリサイクルショップに査定をお願いすることです
お店により提示してくる値段はまちまちなので、納得のいくお値段を提示してきたお店を選びましょう。

また、桐の衣装ケースなど重さがあるものをお店に持ち込むのは大変なので、自宅まで品物を取りに来てくれるお店だとなお良いですね。
引越しの際に手放したいと考えているなら、引っ越し業者に不用品回収をお願いすれば廃棄をしてもらえます。

自治体に処分を依頼する

地元の自治体に粗大ゴミとして処分をお願いする方法です。
大抵どこの自治体も、大きさや重さごとに処分量が別途決められていますので、一度きちんと調べてから廃棄の申請をしましょう。自治体で廃棄をお願いすると、費用が掛かる点には注意が必要です。

この方法は一度きりでさっと手放すことがきるので、生活環境の変化で早急に部屋を掃除したい方や、そもそも売ったりする手続きが面倒くさいという方に向いています。

フリマアプリやネットオークションに出すのもあり!

いままで書いた2つはあくまで業者に処分や買取をお願いする方法でした。
これらの方法は手間がかからず非常に簡単なのですが、正直自分の懐に入ってくる金額は少なく、ちょっと損した気持ちにならないといえば嘘になりますね。

もしネットオークションなどに抵抗がない方でしたら、直接桐の衣装ケースを出品してしまうという手もあります

購入者との取引連絡や発送準備などに手間はかかりますが、これならば売り上げはほとんど自分のものになりますし、なによりネットオークションで高価な桐の衣装ケースは需要があるのですぐ買い手が見つかる利点があります。

まとめ

いかがでしたか?現在希少価値の高い桐の衣装ケース、できればお得に手放したいですね
ご自分の生活スタイルにあった方法を検討してみてください。

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